ネットショップのお手伝いをしている株式会社C-Persの金平です。
今回、【ism】ウェブプロ会員 Advent Calendar 2015に参加するため、こちらの記事を投稿しました。
ism会員の皆さんはいつも3Cを検討していると思うのですが、今回はあらためて
「なぜ3Cを考えるのか」
ということを考えてみました。
なぜ3Cを考えるのか
それは、
より良いネットショップにするため
だと思います。(えっ、そりゃそうだ・・・って。すいません)
具体的には、3Cが固まると以下のことに活かせるのではないかと思います。
- ユーザーモデル固め
- ユーザーモデルに適したショップを作る
- 商品、サービス開発に活かす
- 関わるみんなの道しるべ
個別に見ていきますと、
ユーザーモデル固め
一番力を発揮できるユーザーモデルに対して戦力を集中する。ここで間違った方向を向いてしまうとこの後の施策の効果は上がらない。
上記ユーザーモデルに最適なショップを作る
設定したユーザーモデルに集中すると、そのユーザーモデルには使いやすいものになります。色々訴求したくなるのですが、ノイズをできるだけ減らすようにします。
商品・サービス開発に活かす
ユーザーモデルが固まっていれば、そこに適した商品・サービスを検討できます。横道にそれにくくなると思います。
関わるみんなの道しるべ
ショップを作るため、関わるみんなが同じ方向を向くことが大事です。
ネットショップ構築は、一人で実現できませんので、コンサルタント、ディレクター、デザイナー、コーダー、そしてもちろんネットショップさん自身も同じ方向を向いていくことが必須だと思っています。
チームで戦略を実現するにはどうすれば良いのか
今回は特に上記「関わるみんなの道しるべ」にはどのように3Cが役立つのかを考えてみました。
チーム構成の例
- リニューアル、新規構築したいネットショップ
- コンサルタント兼ディレクター
- デザイナー
- コーダー
私の場合、上記のようなチーム構成でショップ構築を行うことが多いです。これらの4者で戦略を共有して日々行動することが重要です。
戦略実現のための順番
- 3Cを共有し、全員で強い決意を持って同意する
- 3Cに従い、見せたいコンテンツを検討
- コンテンツをどういう順番で見せるかサイト構造を検討
- 3Cを表現するためのデザイン制作
- フューチャーショップへの実装してオープンする
順番にご説明しますと、
1.3Cを共有し、全員で強い決意を持って同意する
コンサルタントと時にはデザイナーも含めてネットショップと3Cを検討し、不倶戴天の決意を持って3Cを実現することを誓い合います。
これが途中でぶれると台無しです。
2.3Cに従い、見せたいコンテンツを検討
1で設定したユーザーモデルが購入したくなるようなコンテンツを検討します。ユーザーモデルが固まっているため、あれこれコンテンツを作る必要はなくて絞り込んで、「これ!」というものを作ります。
3.コンテンツをどういう順番で見せるかサイト構造を検討
ユーザーモデルが固まった時点で優先するユーザーモデルは固まっているので、優先順位にしたがって見せたいコンテンツを配置していきます。
4.3Cを表現するためのデザイン制作
「提供する価値」「差別的優位点」を表現するには、どのようなデザインがいいのか。非常に難しいことですが、ユーザーモデルが固まっていれば「それに最適なものはなんなのか」と考えることが出来るので、見た目だけに偏ったデザインになることはありません。
5.フューチャーショップへの実装してオープンする
詳細な設定をする段階ですが、3Cが共有できていれば細部もしっかりと設定できると思っています。
着実に、集中してじっくり行うことが必要
これらを確実に行えれば、必ずやいいショップが出来ます。
実際は戦略の見直しや、環境の変化によりすんなりと行かない場合も多いです。
しかし、3Cを軸にして実施することで、戦略の見直しも、体系立てて的確に行うことが可能になります。
これは非常に高度な段階で複数の要素を融合させる必要がありますので、実現するためのハードルはとても高いのです。やっぱり駒込界隈はすごいなぁ、といつも思う次第です。
ismウェブプロフェッショナルでもこれらの実現に向けて頑張っています。頑張ります。
なぜ3Cを考えるのか、ようするに「一本筋の通った戦略があると、うまくいきやすい」ということです。共通の認識を持てればあとは、戦略の実現に向けて邁進するだけとなります。
みなさんは3Cについて、どうお考えでしょうか
私個人的には現在このように思っています。これを自分できているか・・というとまだまだ修行中です。が、意識してこのように行いたい、と常にこれらを念頭において行動するように意識してます。
この記事を見ていただいたみなさんはどのようにお考えでしょうか。機会があれば是非意見交換できると嬉しいです。読んでいただきありがとうございました。
【ism】ウェブプロ会員 Advent Calendar 2015
この記事は12/17(木)に掲載ですが、次の日は大谷さんが「ism北陸飛騨の決起集会」について、関連深いテーマでその活動も紹介してくれると思います。
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